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1章:音楽体験

コンサートホールの響き
オーディオFinality「究極」の目的とは

世界のコンサートホールでの独特の響き、その空間には演奏楽器による美音が漂い。
音楽を演奏するだけに創築されたそこには音楽のための演奏空間がひろがっています。
演奏者、指揮者、音楽史家、音響設計者、建築家など様々な視点から考案された特別な音楽空間、色彩豊かな演奏楽器の音色を生み出す雰囲気、または観衆とアーティストとの一体による包む込むような不思議な時空間、ホール内での反射音がそれぞれ融合され 、それは数値では得られることのできない独特の音場感を創り出す時空間*立体的次元のサウンドでもあります。
再生音楽では特に難しいとされるサウンド!
ホールでの独特の響きとは…考えても理解できる事ではない不思議空間、それに値するサウンドを再生音楽として創生させてみたい。誰もが想う音楽に対しての情熱でもあり、また願望でもあるかと考えます。
ホールでのサウンドは各社オーディオメーカーも競って独自のテクノロジーを活かそうとその研究に没頭しています。
メーカーとして初めてこの難業に取組んだヤマハ[旧株式会社日本楽器]は、1986年世界のコンサートホールを巡り、生の音場データ−とアルゴリズムを融合させ、そのデータ−を基に設計されたサウンドは数多くの音楽ファンを虜にしました。
世界初の*デジタル・サウンドフィールド・プロセッサー*[DSP]と銘打って発表したその独特のホールサウンドは、誰もが抱く音楽の願望でもありました。
音楽愛好家、オーディオファイルに与えてくれた感動の最初でもあります。

*立体的次元
音源より出る直接音のほかに、あらゆる方向から到達する大小さまざまな反射音、直接音、後部より聴こえる反射音は、性質上2つの部分に分けて考えられます。
最初の反射音から50〜80msの間を初期反射音と呼び、その後に続く反射音を後部残響音と呼び、初期反射音には直接音を強めて明瞭度や音量感を高める働きがあり、また後部残響音には響きをもたらし演奏会場の雰囲気を作り出す働きがあります。

*DSP
デジタル サウンド フィールド プロセッサー[オムニサウンド]
実際の演奏現場の音場特性をインパルス、シグナルと近接4点マイクとで測定し、その音場データ−に基づいて音楽ソースから音場信号を作り出し、6つのスピーカーで空間シミュレートさせる。
前方フロントスピーカーL.Rの直接音を加工することなく出力。
他のスピーカー[FL.FR.RL.RR]で部屋の音場を希望の音場につくり変えること。

TAD UNIT 7WAYに挑戦2章:音楽感動に挑む